温度と湿度の管理について

ピアノの管理について調べてみたところ室内は適度な状態で安定させるに越したことはないようですね。(当たり前ですが。w)
温度と湿度では湿度のほうが影響が強いようです。温度はあまり影響ないようです。

湿度が下がりすぎると(空気が乾燥した状態)木から水分が抜けて収縮します。
湿度があがりすぎると(空気が湿った状態)木が水分を含んで膨張します。
つまり木のサイズが変わるので調律が狂います。

乾燥がひどくなると木にヒビが入るようです。(響板が割れるなど)
湿度が高くなると水分を多く含むため虫食いが発生します。結露も発生します。結露が金属部分(弦やチューニングピンなど)に発生すると錆びが発生します。

ただ、どちらが言いかというと金属部分は消耗品とも言えるので湿度が高いほうがマシなのかな???(響板が割れるよりはという意味です)【2014/03/30 おもいっきり逆に書いていたので訂正】

では、適度な環境とは?
わかりませんでした。
湿度は50~70%、50~60%、30~70%などいろいろ書かれています。
もう独断と偏見で50%と判断しました。

2月の大雪の日に温湿度計を買いました。
TANITA デジタル温湿度計 ホワイト TT-550-WH

温度・湿度を計ってみたところ温度は20前後、湿度は50%前後を示しているときが多いです。(だから50%をベストと判断したんです。楽だから。w)
防音設計で気密性が高いせいかあまり寒くないですね。

週末に部屋の窓を開けて空気の入れ替えを行った際にピアノの鍵盤の蓋と天板も空けました。
(週末に1~2時間は必ず開けています)
あっというまに湿度が40%に下がりました。ときには30%台になります。
窓を閉めるとあっというまに50%ぐらいまで戻ります。
湿度ってこんなに簡単に変わるんですね。

部屋に洗濯物を干すと70%まで一直線です。そうなるとエアコンのドライ機能で60%ぐらいまで下げます。

今日も日中に洗濯して部屋に干しました。
当然のごとく70%まで上がります。エアコンのドライで60%まで下げます。
今日は雨が降って寒かったのでドライの温度を22度から26度に上げました。(そもそもドライになぜ温度設定が付いてるか理解できていないんですが)
そうしたら70%まで上がりました。急いで22度に戻して湿度も60%まで戻しました。
60%ぐらいで安定して、しかも寒かったので暖房で26度に設定しました。
15分ぐらいで85%まで上がりました。!!!
再度ドライで22度に設定しました。30分以上掛かってなんとか60%まで戻りました。

ちなみに湿度の変化中はピアノは弾いてません。湿度が安定してから弾きました。

でも湿度ってこんなに頻繁に変わるんですね。梅雨どきになったらどうなるんだろう・・・

使用している温湿度計はタニタ製ですが、誤差がプラスマイナス8%なので
もっと精度の良いこちらを注文しました。(こちらは誤差2%です)
EMPEX (エンペックス) 温・湿度計 スーパーEX高品質温・湿度計 卓上用 EX-2718 シャンパンゴールド

【2014/03/31 追記】
予定より早く、今日、上記の温湿度計が届きました。
早速使ってみたんですが、タニタ製とほぼ一緒でした。2台の誤差は温度が1度、湿度が1%でした。
タニタ製優秀ですね。エンペックス製は買う必要なかったかも。(笑)
タニタ製が800円ぐらいでエンペックス製は1500円ぐらいですからね。

ちなみにエンペックス製は開封直後は湿度80%を示してました。このときタニタ製は55%でした。
はあ?と思ったんですが、パッケージに赤字で開封して設置1時間後に正しい値を示しますと記載がありました。
ビックリしました。1時間後には上記のように正しい値を示してくれました。
でも、これで温湿度計の正確性については安心できました。よかったです。