上野の東京国立博物館に鳥獣戯画を観に行ってきました。
GW真っ只中の5/4（月）にも行ったんですが、このときは余りにも混んでたので入場せずに帰ってきました。
（早めに家出て10時過ぎに付いたんですけどね～）

思いつくまま書くと
・待ち時間のプレートに平成館　120分、鳥獣戯画　40分などと書かれていますが、この場合、40分ではなく160分です。鳥獣戯画は平成館の中に展示されています。
私は5/4に「平成館は興味ないから。鳥獣戯画40分待ち！？長い、帰ろう」と思って帰ったぐらいですから。気づかないまま並ばずに良かった。（笑）

・この日（5/9）は8:50分頃に並びました。平成館に入館できたのは9:50頃です。

・甲乙丙丁とありますが甲コースと乙丙丁コースの2つに分かれています。それぞれ並ぶ必要があります。
公式ツイッターで甲巻約100分待ち、乙・丙・丁巻約40分待ちとツイートしていますが
甲コース　100分
乙コース　40分
丙コース　40分
丁コース　40分ではありません。

甲コース　100分
乙丙丁コース　40分です。

・平成館には第一会場、第二会場とありますが係員が「鳥獣戯画は第二会場」と案内してくれます。
しかし、第二会場に入って順路どおりに観ると最初に「国宝・華厳宗祖師絵伝」になります。ここで訳もわからず見ていると甲巻の列に並ぶのに遅れます。

・とりあえず「国宝・華厳宗祖師絵伝」を素通りすると（華厳宗祖師絵伝は後からでも余裕を持って見れます）めでたく鳥獣戯画の列に並ぶことができます。でも何か違います。よく見ると「鳥獣戯画のすべて」というコーナーでした。断簡は展示されていますが絵巻物（甲乙丙丁）の列ではありません。

・とりあえず「鳥獣戯画のすべて」を素通りすると（鳥獣戯画のすべては後からでも余裕を持って見れます）めでたく絵巻物の列に並ぶことができます。でも何か違います。よく見ると丁丙乙の列です。訳もわからず見てるとこれまた甲巻の列に並ぶのに遅れます。

・とりあえず「鳥獣戯画　丁丙乙の列」を素通りするとめでたく甲巻の列に並ぶことができます。

・列が何列もできますが見るときは1列ずつ見ます。1列目の人は右端から左端に歩きながら見ることになります。
2列目の人は左端から右端に歩きます。この時に1列目の人の隙間から絵巻物が見れます。
ただし、左端から見ることになるので終わりから見ることになります。それでも本物を見れるので凝視して見ました。思ったよりきれいでした。内容含めて結構感動しました。で、半分ぐらい見たところで絵巻物の上に「後期展示物　パネル」と書かれてました。思わず笑っちゃいました。
後半部分は後期で展示するので前期ではパネルを表示してただけでした。どうりできれいなわけです。

・さらに移動すると1列目の隙間から本物の甲巻（前期）が見えました。紙の感じが数百年前を思わせる物でした。

・ようやく見る番になって1列目で見ることができました。ほんとに1～2分で見終わるんですよね～。

・この後に丁丙乙の列に並びました。待ち時間は30分ぐらいで済みました。

・他の展示物も改めて観に行きました。
彫刻の「神鹿 (しんろく)」と「子犬」ですが、間近で見るとWEBでみるより遥かにボロボロに見えます。触れると壊れそうです。よく残ってるな～と感心させられます。
次に絵画の「明恵上人像」を見ました。栗鼠を探そうとしたら絵がボロボロです。彫刻より遥かにボロボロです。明恵上人がどこに描かれているのかよくわかりません。風化の域に達しています。「これじゃ、見分けられないな～」って思っていたら「じゃあ、あのWEBの絵は？」「何年も前の写真？」と疑問が沸いたのですが、やや右後ろに目線を向けるとそちらにもう1枚「明恵上人像」がありました。（笑っちゃいますが、だまされた気分です）

WEBで予め栗鼠については学習していたんですが（どこに栗鼠がいるか）、でも説明のパネルを見たら間違ってました。
てっきり明恵上人の下にいて右上を見ているのかと思っていたら木の上にいるんですね。
で、実際に絵画でそれを探すと見つかりません。どの辺りにいるかを説明パネルで確認して実物を見てもわかりません。5分ぐらいしてようやく見つけられました。だまし絵かと思いました。（笑）
ちなみに栗鼠は木より薄い色（グレーっぽい色）で描かれています。

・この後はグッズショップでクリアファイル（550円）、ブックカバー（1000円）、トランプ（1500円）を買いました。

・午前中（11:50ぐらい）に無事終了。午前中しか費やさなかったけど1日分の満足が得られました。

休憩エリアに貼ってあったポスターと「子犬」のレプリカです。