【府中の森芸術劇場】魔笛【06/22/2014】

本日、府中の森芸術劇場に「魔笛」を観に行ってきました。
S席にも関わらず6000円とリーズナブルです。

オーケストラは府中市民交響楽団です。ちょっと調べたんですがアマチュア団体のようですね。
演奏会があまり多くないです。練習も週末だけのようですね。各自、家で練習して週末が合わせる練習なのかな。
おかげで低価格に抑えられてるのだと思います。

ちなみに歌手はパミーナ役が砂川涼子さんです。

「魔笛」「S席6000円」「砂川涼子」
この3つで買うと決めました。
(砂川涼子さんしか知ってる人が居なかったのです。魔笛を劇場で見るのは初めてです)

府中の森芸術劇場は10年ぶりくらいです。
今日は雨降ってたので傘差して行ったんですが、なんと府中の森芸術劇場には傘置き場がありません。
係員の方に聞いたけど無いようでした。客席に持って行くとのことです。ちょっと信じられないです。

客席に付くと意外と小学生が多いんですね。
字幕読めるのかな~?って思ってたら日本語上演でした。(笑)
いきなりタミーナが襲われるシーンで歌うんですが正直聞き取りにくかったです。字幕があったほうが良かったですね。
ただ、魔笛はジングシュピールなので歌以外のシーンでは普通に喋るのでこれはよかったですね。フィガロやドンジョバンニみたいにブッファだとレチタティーヴォのなので聞き取りにくいでしょう。
ちなみに歌でも歌詞やメロディーによっては聞き取りやすく十分聞き取れました。

台詞も多少アレンジしていて面白かったです。
例えばパミーナがパパゲーノにタミーノについて聞くと
パパゲーノが「格好いいですよ。ちょっとぽっちゃりですが」ここで客席から笑いが起こります。タミーノ役の望月哲也さんがスマートではないのです。
あとはやっぱりパパゲーノの演技ですね。十分面白かったです。1幕ではあまり笑い声も起きなかったですが
2幕はけっこう笑えるシーンがありました。

このオペラのひとつの山場は夜の女王のアリアですが、やっぱり大変そうでしたね。途中で息切れっぽくなってるのもわかりました。

やっぱりモーツァルトのオペラはちょくちょくブラボーの拍手があっていいですね。
座る姿勢も変え易いです。
ただ、気になったのが2幕でタミーノ、パミーノ、ザラストロの3重唱があったんですがこれが拍手がゼロだったんですね。すごい良かったのに。
アリアじゃないから?でも他の2重唱とかでは拍手ありましたからね。
ちなみに最初にブラボー聞こえる声がいつも同じ人のように聞こえました。そういう役割なのかな?ラストのほうでが別の方角から聞こえるようになりましたけど。

ちなみに今回の客層は新国立劇場オペラや二期会オペラと比べるとかなり違う印象がありました。
市民オペラみたいな感じを受けたので普段、馴染みの無い人たちへの普及といった意味があったのかな??
途中から思ったのが合唱やバレエで出てる人たちの身内だったんじゃないかと。

2幕のフィナーレのパパパの二重唱でバレエの子どもたちがパパゲーノ・パパゲーナの子どもとして出てくるかなと思っていたらやっぱり出てきました。
このシーンが一番受けましたね。しかもその後、さらに受けたのでなぜかな?って思ってたら
1歳ぐらいの子どもも1名でてるんですね。その子が振り付けがわからないらしく周りを見ながら踊ってるんですね。で、少し遅れる。これがコミカルで更に受けてたようです。
でも、このシーンは妙に平和でなぜかジーンとしちゃいました。
ちなみに拍手もこの時が一番大きかったです。

最後はフライングブラボーでした。まあ、しょうがないかな。パパパの二重唱が感動的でその余韻が残ってたのだと思います。であれば気持ちも早まります。
(オペラファンはそんなに多くないような印象でしたし)

砂川涼子さんは以前から写真はよく見る機会がありました。
で、動くところを始めてみたのは今年のニューイヤーコンサートです。日本のオペラ歌手で構成されてNHKで放送されます。
このときの印象が写真と違う。写真に比べて太ってるって思いました。
ググると出産を終えたとのことなので出産太りで戻らないのかと思ってました。

が、今日、舞台で見たところ細いですね。スマートじゃないですか。
ダイエットしたのかな?それともあれはテレビの映像のマジック?
可愛いし、きれいだし、歌うまいし言うことなしですね。
最近、新国立劇場オペラや二期会オペラを欠かさず観てますが砂川涼子さんを見たことなかったのでちょっと調べたら藤原歌劇団なんですね。
秋にラ・ボエームでミミ役を演るようです。観に行こうかな・・・

終演時のアナウンスでロビーに出演者が出てくるのでお気軽にお話くださいとのことだったので楽しみにロビーに向かったんですが
まあ、人が多すぎ1分以内で着く距離なのに5分掛かってもロビーに到着できませんでした。
タミーノ役の望月哲也さんのCDが売られていてそれを購入してサインしてもらっている人がいました。ツーショットの写真も撮っていました。
全然関係ない人が望月哲也さんの写真をスマホで撮ってました。ちょっとビックリです。

で、砂川涼子さんとツーショットの写真を撮りたいと思ったんですが姿が見当たりませんでした。残念。

最後に、今回のパパゲーノ役で笑わせてくれたのは押川浩士さんです。

6/20、6/21、6/22と3日連続でクラシック鑑賞でした。こんな幸せな時はしばらくこないでしょう。
明日からまた仕事です。今の心境は ♪じ~かんよ~、と~ま~れ~~♪ です。

【2015/1/3追記】
今、NHKのニューイヤーコンサート見て気づいたんですが「砂川京子」ではなく「砂川涼子」なんですね。ついうっかり。笑
なぜかテレビだとイマイチに見える。生で見てみたいな。今月、魔笛に出演するらしいので観に行こうかな・・・

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