昨日、新国立劇場にアラベッラを観に行ってきました。
席はC席(4階右ブロックの最後列)です。
例によって予備知識ゼロです。
R.シュトラウスのオペラはビデオ録画した薔薇の騎士を何回か見ましたがすべて途中で挫折しています。
そもそもR.シュトラウスはオペラ以外の音楽もほとんど聴いたことないんですが・・・
実際に観た感想ですが、青を基調とした演出で日常生活とは別世界のように見えて大変良かったです。
(観る前は眼にキツいんじゃないかと思ってましたがそんなことなかったです)
1幕ではところどころ眠くなってしまいましたが、ストーリーも理解しやすかったです。
2幕、3幕では眠くなることもありませんでした。ただ、どいうわけかストーリーをところどころ理解できていなかったです。
音楽も美しかったんですが知ってるメロディーは1つもありませんでした。(笑)
しかも口ずさみやすい箇所もなかったような気もします。
アリアもほぼなし。正確にはあったんでしょうけど拍手するシーンがないんですね。ワーグナーのオペラのようでした。
途中でバレエのシーンがあればよかったのにそれもなかったんですね。
セットは1幕がホテルの一室なんですが、小さな窓があって窓の外に雪が降っている演出でした。途中から気づきましたね。他の方は皆気づいたんだろうか?
2幕では中央にでかい階段があってセットの入れ替えが大掛かりだなあって思ってたら3幕ではその階段が向きを変えて使われてました。
ん!?ひょっとして1幕でも使われていた?
一番印象的だったのが、3幕のアラベッラを取り合うシーンです。
ここで音楽が止むんです。台詞だけで物語が進行します。これがどういうわけか超が付くほどの緊迫感があります。
こう言ってはなんですが、音楽の役割ってなんだ??って思えてきたりします。
ちなみに最後のシーンがイマイチ不明です。わざとあのようなストーリーもしくは演出なんですかね?
あの後の展開が2通り考えられますね。
あと、今回の演出でよかったのが出演者が見分けやすかったことです。
例えば母親はずっと緑のドレスだったし、アラベッラも青のドレスと4階最後列でも区別付き易かったです。
今回の演目は全3幕で休憩が2回あったことも良かったです。しかもそれぞれの幕も1時間弱ぐらいです。
最後のほうで若干お尻が痛くなりましたが無事に持ちこたえました。(2幕までは何ともなかったですからね)
今回は終演後に「お客様と出演者の集い」というのがあったようです。
係りの人にきいたところ「事前にご予約が必要ですが」とのことなので帰りました。
もうすこし詳しく聞けばよかった。(どこで告知されているのか?など)
問い合わせてみますか。
次回は鹿鳴館を観に行く予定です。